HARG毛髪再生治療とは?主な特徴と発毛の効果性について

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抜け毛の予防や抑制のために育毛剤やAGA治療薬の服用を続けていると「いつまで育毛剤や治療薬を服用し続けなければならないのか」と、不安に感じることはないでしょうか。

育毛剤・AGA治療薬、どちらも継続した出費が必要ですし、使っていくうちに効果が現れたとしても使用や服用を途中で辞めてしまったら薄毛が再発する可能性があります。

そのような治療方法と一線を画す治療が毛髪再生治療です。

毛髪再生治療は毛髪を生やす力が弱ってしまっている頭皮の細胞の働きをもう一度活性化させて発毛・育毛ができるためのヘアサイクルを正常に戻して強い髪に育てる治療です。

ここでは毛髪再生治療の一つであるHARG毛髪再生治療の主な特徴や発毛の効果性について詳しく解説していきます。

 

よくある薄毛対策の目的とその効果について

薄毛や抜け毛の予防や対策には大きく3つの段階があります。

正しい薄毛対策を行うためには、それぞれの役割や期待できる効果について明確に理解しておく必要があります。

シャンプー・育毛剤

まず最初の段階として、もっとも手軽な薄毛対策として始めやすいのが市販のシャンプーや育毛剤を使った方法です。

どちらもすぐに購入できて自宅でかんたんに発毛効果を試すことができるため、薄毛や抜け毛が気になる方であればほとんどの人が使ったことがあるかと思います。

しかし、シャンプーや育毛剤は毛髪や頭皮の治療を目的としているわけではなく、頭皮の表面をケアするためのもので発毛や毛量を増やす効果は期待できません。

過剰に効果を謳った広告や宣伝に惑わされないために予め理解しておきましょう。

 

内服薬・塗り薬

育毛シャンプーや育毛剤の効果に満足できなかった場合、次の手段として始められることが多いのが、内服薬や塗り薬といった医療薬による対策です。

AGAの進行を抑制する役割のフィナステリドや、発毛を促す治療薬であるミノキシジルに代表される内服薬や塗り薬は、育毛効果や脱毛抑制の期待ができます。

治療薬を使った治療方法は一般的に使用から効果が現れるまでおよそ6ヶ月ほどと言われていますので継続した使用が求められます。

しかし、そのまま使用を続けることで髪を生やす力がつくというわけではありません。

あくまで抜け毛の抑制と現状維持が目的になりますので、治療薬の使用を続けなければ効果を持続することができないことを事前に認識しておく必要があります。

また、内服薬と外用薬それぞれ発疹やかゆみなどの頭皮トラブルや、動機やめまいといった副作用を起こす可能性もあるため、必ず医師の診察により処方された治療薬を医師の指導に従って使用するようにしてください。

 

HARG毛髪再生治療含む医療機関による施術

内服薬や飲み薬だけでは満足できない。もっと根本的な治療をしたい。

そのようにお考えの方にオススメなのが、医療機関による毛髪再生治療です。

毛髪再生治療は育毛・増毛効果のある薬や、人間に元々備わっている再生能力を持ったタンパク質などの成長因子を頭皮に直接注入して、自毛発毛の力をもう一度再生させるための治療です。

毛髪再生治療は働きが休止してしまっている毛根や毛母細胞(毛髪を作り出す細胞)に直接働きかけるため、根本的な薄毛治療が可能であることが大きな特徴として挙げられます。

その効果についても様々な論文で報告されていることから近年高い注目を集めている治療方法になります。

ただ医療機関であればどこで毛髪再生治療が受けられるわけではなく、HARG療法の場合では「日本医療毛髪再生研究会」の認定を受けた医療機関でしか施術を受けることができません。

 

HARG毛髪再生治療について

HARG(Hair Re-generative theraphy)毛髪再生治療は、毛髪を生やす機能が弱ってしまっている頭皮に、AAPEパウダーと呼ばれる成長因子を直接注入して発毛・育毛を促す治療方法です。

AAPEパウダー

AAPEパウダーは、成長に必要なビタミンやアミノ酸などを混合したHARGカクテルや、健常なドナーから採取した幹細胞(失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞)の成長因子であるタンパク質を抽出し冷凍乾燥させたものです。

HARGカクテル

脂肪幹細胞培養上清液と呼ばれるサイトカイン(成長因子の働きを制御する働きを持つ組織成分)や成長に必要なビタミンやアミノ酸など150種類以上の成長因子を含んだ薬剤になります。

元々人間には各組織を再生する力が備わっていて、働きが休止してしまっている細胞をもう一度活性化させて従来の働きができるように再生を促します。

この再生する能力をAAPEパウダーを直接頭皮に注入することで活性化させて、乱れてしまったヘアサイクルを正常に戻し、もう一度自毛発毛できるようにすることが主な目的です。

HARG毛髪療法は世界でも30カ国を超える国で採用されていて、日本でも2006年から採用されて治療が行われるようになり、現在では様々な医療分野でもHARGの特性を活かした治療が採用されています。

HARG毛髪再生治療の主な特徴

ここではHARG毛髪再生治療の主な特徴についてまとめています。

 

男性・女性ともに施術が可能

一般的な治療方法ではホルモンの違いなどを理由に、どちらかの脱毛症にしか効果が得られないものが大半で、AGA治療薬で一般的に使用されるフィナステリドは女性には処方されません。

HARG毛髪再生治療は、頭皮に直接成長因子を注入する治療のため、男女問わず双方の脱毛症に対しても適用することができます。

 

根本的な治療が行える

HARG療法は元々人間が持っている細胞の再生能力を活かして働きが休止している組織をもう一度再生させて毛根や毛母細胞の働きを促すことで、薄毛や抜け毛を根本から治療できます。

発毛効果も長く、AGA治療薬だけの治療と違って施術が一通り終われば年一回程度のメンテナンスで効果を持続できる点も大きなメリットと言えます。

 

傷跡が目立たず残りにくい

HARG毛髪再生治療は頭皮に直接成長因子を注入しますが、メスなどで切開するのではなく医療用の注射器で極細の針を使用するため、傷跡がほとんど目立たず残りにくいです。

ただし、傷跡は目立ちませんが個人によっては治療後に痛みや違和感を感じる可能性はありますので、その点については注意が必要になります。

 

日帰り手術で治療時間も短い

HARG毛髪再生治療は1回あたりの治療時間も長くて1時間程度と、入院の必要もなく日帰りで治療ができます。

 

発毛効果の持続期間が長い

持続時間は長く自然な発毛が可能であることから近年発毛効果が高い治療法として注目されています。

年に一回程度のメンテナンスは必要ですが、継続的な発毛効果を実感できます。

 

発毛だけでなく抜け毛の抑制効果にも期待がもてる

HARG毛髪再生治療は発毛の持続効果が長いだけでなく、抜け毛の抑制効果にも期待がもてます。

HARGカクテルには成長因子以外にも毛髪や頭皮の栄養素となるビタミンやアミノ酸などの有効成分が配合されているため、毛幹を活性化させて抜け毛防止にも効果的とされています。

HARG毛髪再生治療のデメリットについて

根本的な薄毛治療に期待がもてるHARG毛髪再生治療ですが、治療を検討する際はデメリットについても事前に抑えておくことが大切です。

HARG毛髪再生治療の主なデメリットについては以下になります。

即効性はなく効果が出るまで数ヶ月かかる

直接頭皮に成長因子を注入する治療ですが、細胞がすぐに活性化するわけではなく効果が現れるまでには時間が必要です。

効果が実感できるまで最短でも3〜4ヶ月、個人によっては半年以上かかる場合もあります。

保険適用外で治療費自体も高額

HARG毛髪再生治療は保険の適用がない自由診療扱いのため、全額自己負担になります。

扱っているクリニックによって価格設定は若干異なりますが、平均で1クール(6〜9回)約50万円前後と、AGA内服薬などと比較すると治療費自体も高額です。

痛みや違和感を感じる場合がある

治療自体は切開ではなく極細の専用の注射針を使うため、傷口は目立たず残りにくいですが頭皮に直接針を刺したり、注入薬剤を投入することで術後数日間にわたって痛みや違和感を感じる場合があります。

また個人差はありますが、軽度の内出血や痒みや発疹のような症状が出てくることもありますので、専門医とよく相談のうえ治療を行うようにして下さい。

改善効果が期待できない・治療ができない場合がある

頭皮の細胞の働きをもう一度活性化できるHARG毛髪再生治療ですが、毛髪を作り出す細胞である毛母細胞がすでに失われている場合は効果を得ることができません。

また、既往症や頭皮の状態によってはHARG毛髪再生治療が適用しないと判断されるケースもありますので、注意が必要です。

なおTOMクリニックではHARG毛髪再生治療は取り扱っておらず、TOMクリニックが提供する毛髪再生治療はPRP(他血小板血漿)とPFC(血小板由来成長因子濃縮液)の2種類となっております。

 

薄毛の悩みは専門クリニックにご相談ください

ここでは毛髪再生治療の一つであるHARG毛髪再生治療の主な特徴や、効果性についてお伝えしました。

HARG毛髪再生治療は従来の育毛剤やAGA治療薬とは根本的に違って、ただ薄毛の進行を抑制したり現状を保つのではなく、人間が本来持っている再生する力をもう一度活性化させて自毛発毛を促す治療方法です。

育毛剤やAGA治療薬のみの治療方法では満足できなかった方でも発毛を実感していただける可能性がありますので、興味関心がある方は一度相談されるとよいでしょう。

しかし、薄毛治療を行っているクリニックであればどこでも治療が受けられるわけではなく、日本医療毛髪再生研究会から認可されたクリニックでしか治療ができませんので、予め認識しておく必要があります。

AGAは進行性の脱毛症であるため、症状が悪化する前に専門医に相談してあなたに適した解決方法を見出すことが何よりも大切です。

いままでどこに行っても改善できなかった方も決してあきらめる必要はありませんし、発毛の可能性は十分あります。

まずはお近くの専門クリニックの無料カウンセリングをご利用ください。

 

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