「AGA治療っていつまで続ける必要があるの?」
AGA治療を継続していくうえで、大変気になる疑問ではないかと思います。
一般的にAGA治療の効果が表れてくるのが治療を開始してから約4〜6ヶ月程度かかることから、一般的に約半年近くは治療の継続をして様子をみる場合が多いです。
患者様が期待する増毛の量にもよりますが、効果が表れだす約半年後がスタート地点であると考えると、長い期間を要すると不安を覚える方もいらっしゃるかと思います。
今回はAGA治療の一つであるPRP毛髪再生治療の継続期間や、途中で辞めた場合にどのような影響が出てくるのかについて、毛髪再生専門であるTOMクリニックの見解を詳しくお伝えしていきます。
AGA治療は途中でやめると効果がなくなる
いつかはやめたいAGA治療ですが、結論から言いますと途中で辞めてしまうとまた薄毛が進行します。
今まで行ってきた治療の効果によって進行が遅くなる場合もありますが、そのまま治療を行わない状態が続くと、開始前の状態よりも悪化してしまう恐れはあります。
理由はAGAは進行型の薄毛であるからです。
どうしても治療を続けていくとご自身が思っていたような効果が表れず、薄毛治療をやめたいと思ったり中断を検討したくなります。
自己判断だけで治療を辞めてしまわず、必ず医師に相談することが大切です。
ヘアサイクルと血小板に含まれる成長因子の働きの関係
毛髪が生え変わる周期のことを一般的にヘアサイクルと呼んでいますが、このヘアサイクルは通常、成長期・退行期・休止期の3つのステージを繰り返しながら生え変わっていきます。
約4〜6年の毛包幹細胞や毛母細胞が分裂・増殖する成長期を経て、次に2〜3週間の間に毛母細胞の一部の働きが衰退する退行期を迎え、3〜4ヶ月細胞分裂や衰退が起こらない休止期に入ります。
この3つのステージを繰り返すことで毛髪が生え変わりますが、このサイクルが乱れることで生え変わりが起こる前に抜け毛が起きてしまうのがAGAを含む脱毛症です。
PRP毛髪再生治療は治療後も自毛発毛が可能
PRP(多血少板血漿)は育毛剤や内服薬を使った治療方法とは違い、患者様自身のPRP(多血少板血漿)の働きを利用して頭皮の組織を再生して発毛を促進します。
患者様自身の血液からPRPを抽出し、サイトカインと呼ばれる成長因子を濃縮した成分を直接頭皮に注入します。
PRP毛髪再生治療の効果の持続時間は長く、治療を終えたあとでも自然な発毛が可能であることから近年発毛効果が高い治療法として注目されています。
一回あたりの治療は採血から治療完了まで約1〜2時間程度と、即日短時間で施術可能でダウンタイムがほとんどないなど、体への負担が少ないこともPRP毛髪再生治療の特徴です。
PRP毛髪再生治療は自然でゆるやかな発毛
PRP毛髪再生治療の特徴として急に毛髪が増えるような生え方をしないため、周囲から不自然な目で見られずに済む点が挙げられます。
しかし、ゆったりとした生え方であることから、患者様によっては治療前に思っていたような効果を感じられないという方もいます。
PRPはヘアサイクルの乱れの原因である退行期と休止期にあるアボトーシス(細胞死)の数を減少させたり、毛周期の成長期を延長させる働きを与えてくれますが、正常なヘアサイクルに戻すまでには最短でも4ヶ月〜6ヶ月ほどの期間を要します。
このようにPRP毛髪再生治療による発毛実感は、治療を開始してから約半年ほど経って感じる場合がほとんどなため、持続性のある治療効果を得るためには長期的なスパンでみていくことが大切です。
PRP毛髪再生治療は副作用の心配がほとんどない
治療を途中で中断、もしくはやめたいと考える理由の一つに「AGA治療による副作用」の心配があります。
AGA治療の副作用としては主に内服薬による吐き気や胃腸障害、外用薬による頭皮のかゆみや頭痛が代表的な副作用として知られています。
副作用が心配になる治療薬ですが、薄毛の治療方法の一つであるPRP毛髪再生治療は、副作用の心配がほとんどないことで知られています。
PRP毛髪再生治療は、患者様自身の血液からPRP(Platelet-Rich-Plasma)と呼ばれる多血小板血漿(組織修復能力を持った成長因子)を抽出して頭皮に直接注入することで、傷んでしまった細胞の活性化が可能になる治療方法です。
なぜPRP毛髪再生治療に副作用の心配がほとんどないかの理由についてですが、薬の服用や外用薬とは違い、患者様自身の細胞を再生して活用するという点にあります。
アレルギーや副作用は外部から摂取した成分に対して、体が拒否反応を引き起こすことで発生しますが、毛髪再生治療では自身の細胞の力を利用するため、そのような心配がほとんどありません。
治療薬による副作用やアレルギーが心配な方に推奨できる治療方法です。
PRP毛髪再生治療の安全性について
副作用のリスクがほとんどないなど、メリットの多いPRP毛髪再生治療ですが、治療ができるクリニックがそれほど多くないことがデメリットとして挙げられます。
PRP毛髪再生治療はどのクリニックでも導入できるわけではなく、厚生労働省に”再生医療提供計画届書”を提出し、認可を取得することが義務付けられています。
つまり、厚生労働省の認可を得た専門クリニックでなければ、PRP毛髪再生医療を含む再生治療を提供することができません。
PRP毛髪再生治療は国の厳しい基準を満たした医療機関のみ治療が可能となっています。
再生治療は組織回復による患者様の生活の質向上や社会復帰への期待が大きい分、医療トラブルが起きないよう認可を取得したクリニックによる安全かつ迅速な治療が求められているのです。
治療不可もしくは効果が期待できない方も
発毛効果に大きな期待がもてるPRP毛髪再生治療ですが、残念ながら誰にでも適用できる治療ではありません。
施術を受けられない方、効果が期待できない方は以下の条件にあてはまる方です。
施術を受けられない方
・お子様
・心臓病、脳梗塞の既往歴のある方
・肝臓疾患をお持ちの方
効果が期待できない方
・外傷または持病が原因で脱毛している方
・毛根がすでにない方
以上のような方が治療の対象から外れてしまう場合がありますが、頭皮の状態がわからない方や既往症をお持ちの方でも、まずは専門の医療機関による詳しい検査や診察で正しい診断が必要です。
自己判断ですぐにあきらめるのではなく、まずは専門の医療機関の診察を受けてみて善後策を相談しながら考えていくことが何よりも大切になります。
PRP毛髪再生治療で本来持っている発毛力を取り戻す
ここまでAGA治療を途中で中断することでどのような影響をおよぼすのか、PRP毛髪再生治療も同様かについて解説してきました
AGAは進行性の薄毛であることから、治療による薄毛の抑制・発毛促進の効果が止まってしまうことでまた症状が進行していきます。
薄毛治療の効果が表れ始めるまでに最短でも6ヶ月ほどかかってしまうため、このまま治療を継続することに不安を覚えるかもしれません。
しかし、途中で辞めてしまうと現状維持どころか元の状態よりもひどくなってしまいますので、自己判断で辞めてしまわず、まずは専門クリニックに相談することが大切です。
持病で治療薬が飲めない、副作用が心配な方、重度のAGAの方に人間が本来持っている自己修復の機能を再生させる毛髪再生治療は大変効果的です。
TOMクリニックではAGA治療薬、毛髪再生治療、植毛まで患者様お一人お一人に合った治療方法を総合的に提案・治療ができるワンストップ治療が行えます。
いままでどこに行っても改善できなかった方も決してあきらめる必要はありません。
まずはTOMクリニックの無料カウンセリングをご利用ください。