あらゆるAGA対策や治療をやってきたけど、あまり効果を感じられなかった。
毛髪再生治療は、このようなお悩みをお持ちの方の毛髪の成長に関する組織の働きを再生させて薄毛を画期的に改善し、あきらめかけていた薄毛治療にもう一度光明を見出すことを可能にした治療方法です。
進行形の薄毛の症状であるAGAを根本的に改善することで高い関心を示される方が多いですが、毛髪再生治療にも複数の種類が認可されていて、どの選択が適しているのかなかなか一般の方にはわかりづらいといった問題があります。
今回はAGAを根本的に改善する毛髪再生治療の種類とそれぞれの違い、メリット・デメリットについて解説していきます。
毛髪再生治療とは?
再生治療とは自分の体の細胞を抽出・培養によって増加させて、ダメージを受けた臓器や関節、皮下組織などに移植して各機能の働きを再生させる医療のことを言います。
この再生治療の技術を男性型脱毛症であるAGAや、その他の脱毛症の根本的な改善に活用されたのがPRP療法やPFC療法に代表される毛髪再生治療です。
利用する細胞には幹細胞(失われた細胞を再度生成して補充してくれる細胞)や、最近では2006年に京都大学の山中伸弥教授率いるグループによって世界で初めて作製に成功したips細胞(多能性幹細胞)が再生治療には欠かせない重要な細胞として注目されています。
幹細胞再生治療は厚生労働省の厳しい審査を経て認可された医療機関で初めて治療を行うことができるため、AGAの治療を行っているクリニックであればどこでも治療を受けられるわけではありません。
IPS細胞を使った毛髪再生は、現在ヒトへの臨床研究等がまだ行われていないことから実用化は先になりそうですが、マウス実験での発毛効果が確認されたとの報告もあり、今後も実用化に向けて研究が進んでいくと予測されています。
主な毛髪再生利用の特徴について
ここでは主に代表的な毛髪再生治療であるPRP・PFC・HARG療法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
PRP(多血少板血漿) 毛髪再生治療
PRP(多血少板血漿)は育毛剤や内服薬を使った治療方法とは違い、患者様自身のPRP
(多血少板血漿)の働きを利用して頭皮の組織を再生して発毛を促進する治療方法です。
PRPの最大の特徴は治療薬と違って患者様自身の血小板を使うため、副作用の心配が大幅に軽減できる点が挙げられます。
採血から治療完了まで約1〜2時間程度と即日短時間で施術可能でダウンタイムがほとんどないだけでなく、持続時間は長く自然な発毛が可能であることから近年発毛効果が高い治療法として注目されています。
PRP療法のメリットとデメリット
メリット
- 内服薬や注入薬剤に抵抗ある方にオススメ
- 日帰り施術で入院不要
- 患者様自身の細胞を活用するため副作用が少ない
- アレルギー反応の心配がほとんどない
- 治療後のダウンタイムが短い
デメリット
- 心臓病や脳梗塞などの既往症がある人は治療できない
- 毛根が消失している人には効果が期待できない
PFC (血小板由来成長因子濃縮液)毛髪再生治療
PFCは別名PFC-FD療法とも呼ばれ、血小板の働きを使うPRP療法を応用した治療方法で、血小板が傷を治す成長因子の働きを利用して、人間が元々持っている自然治癒力を高めて発毛を促進します。
PFC-FD(Platelet-Derived Factor Concentrate Freeze Dry)とは、血小板由来成長因子濃縮液を凍結乾燥保存したものという意味で、含まれる成長因子はPRP(多血小板血漿)の約2倍と言われています。
PFC-FDは組織治癒や炎症抑制に効果があり、毛髪の再生治療以外でも関節症や靭帯などの組織回復や再生治療に活用されている治療方法です。
PFC療法のメリットとデメリット
メリット
- 高濃度に凝縮した成長因子を使用するため、高い効果が期待できる
- AGAだけでなく様々な脱毛症にも効果が期待できる
- 患者様自身の細胞を活用するため副作用が少ない
- アレルギー反応の心配がほとんどない
デメリット
- 外傷性または持病で脱毛している人は治療できない
- 血液疾患など自己免疫に疾患がある方は治療できない
HARG(HARGカクテル療法) 毛髪再生治療
HARG(ハーグ)療法とは毛髪再生治療の一つで、HARGカクテルと呼ばれる薬剤を頭皮に直接注入して発毛を促進する治療方法のことです。
従来の薬物療法と違って一定期間治療を受けることで自然に髪が生えるようになると言われていて、使用するHARGカクテルには髪の成長に必要なビタミンBやブフロメシルを含む数百種類以上の成長因子が含まれています。
HARG療法のメリットとデメリット
メリット
- 発毛・育毛の効果が高い
- 薬物療法と違い、一定期間の治療が終われば放置することが可能
- 薬剤療法との併用も可能
デメリット
- 治療費が高額
- 違和感や痛みが3日ほど続く場合がある
- 発毛の即効性はなく、最短でも3ヶ月程度は要する
毛髪再生治療はたくさんのメリットがありますが、どの毛髪再生治療も発毛効果が高いうえに副作用が少ないことが大きな特徴と言えるでしょう。
しかし、患者様の既往症の影響で治療できないケースがある場合や、毛髪の状態によっては効果が期待できない可能性があることは念頭においておく必要があります。
どの再生治療が合っているのかは一般の人が判断することは困難であるため、再生治療の治療認可がおりている専門クリニックの無料カウンセリングを活用しながら、専門医と相談のうえ、最適と考えられる選択をしていくことになります。
毛髪再生治療を選ぶ際の基準について
ここまで毛髪再生治療の特徴や、各治療方法のメリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、正直なところ「どの再生治療を選べばよいのか?」は判断が難しいと感じられたかと思います。
大事なことはどの再生治療も万全ではないということを念頭において、一つの選択肢だけでなく場合によっては複数の治療方法を併せて治療することも選択肢に入れておくことです。
再生治療と併せて薬剤治療も一緒に取り入れることで、患者様自身により効果的な発毛実感や強く太い毛髪を短期間で手に入れることが可能になります。
PRP毛髪再生治療はどのクリニックでも行える治療内容ではなく、厚生労働省から認可されたクリニックでなければ治療を受けることはできないため、興味がある方はご相談前に治療可能なクリニックか確認しておく必要がありますのでご留意下さい。
進行性のAGA治療をいち早く改善するためには、より専門性の高い医療技術を持ったクリニックで専門医による正確な診断のもと、患者様に合った治療方法を選択することです。
そのためには一つの方法に絞るのではなく、再生治療や薬物治療など幅広い選択肢の中から患者様に最適な方法を複数組み合わせて治療するワンストップ治療が最も回り道をせず早期改善が期待できるでしょう。
薄毛のお悩みはTOMクリニックのワンストップ療法におまかせください
ここでは主な毛髪再生治療であるPRP・PCF・HARG療法の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。
PRP・PFCの毛髪再生治療は患者様自身の組織の働きを再生させるための細胞を抽出・培養することで、根本的にAGAを改善して発毛を促す治療方法で、発毛剤やAGA治療薬だけでは効果が得られなかった方に大変有効な治療方法です。
発毛・薄毛・抜け毛改善の効果が高いだけでなく患者様自身の幹細胞を活用するため、副作用が少なく体への負担もほとんどないことから注目されて高い人気を集めています。
毛髪再生治療はメリットも多いですが、既往症や患者様の頭皮の状態によっては治療ができなかったり、効果が期待できない場合もあったりしますので、再生治療の認可を受けた専門クリニックでまずは正しい診察を受けることをおすすめ致します。
AGAは進行性の脱毛症であるため、症状が悪化する前に専門医に相談してあなたに適した解決方法を見出すことが何よりも大切です。
正しい診断を受けるためにも、まずはお近くの専門クリニックに相談してみてください。