こんにちは。ここ数年、秋が短くなった、無くなったとも言われてますが今年は比較的長かったのではないでしょうか?過ごしやすい気温が続き、久々に様々な秋を感じれた気がします。食欲の秋、芸術の秋、運動の秋…皆様の秋はどんなものがあったでしょうか?
実はAGAの界隈ではよく言われている秋があります。それは「抜け毛の秋」です。
秋は抜け毛が増える季節?
髪は通常1日に50~100本抜けると言われていますが、秋には倍以上の200本以上に増えることがあります。その原因は様々で、一日の寒暖の差や頭皮へのダメージ、疲れ等があげられますが、主な原因は以下の3つです。
理由① 体毛の生え変わりの時期
哺乳類の多くには、冬に備えて体毛が生え変わる換毛期というものがあります。人間にも遺伝子にその情報が残っているという説があり、秋には細胞が入れ替わる過程で抜け毛が増加しやすいと言われています。人間の祖先は猿ですが、猿にも換毛期があるので野生部分が残っているのかもしれません。
理由② 夏のダメージの蓄積
夏の間に受けた紫外線やエアコンによる乾燥、夏バテによる栄養不足等のダメージが徐々に蓄積され、時間差で夏の終わりから秋にかけて髪に表れてくると言われています。体内の活性酸素が増加し、毛髪の老化を促進させるからです。夏には感じなかったのに…という方は少しずつ溜まっていたのかもしれません。
理由③ 頭皮の水分量不足
秋は一気に空気が乾きやすくなるので、頭皮が乾燥状態になります。乾燥した頭皮は堅くなり、血行不良を招くので髪の成長が妨げられます。さらに乾燥した状態の肌は、保湿する為の皮脂を過剰分泌してしまう為毛穴が詰まってしまいます。これらが相まって、抜け毛が増える傾向にあります。
秋の抜け毛の原因をご紹介しましたが、これらは季節的な影響ですので、基本的には一時的な場合がほとんどです。いずれ回復する可能性があるので必要以上に気にする必要はありません。ただ、冬になっても治らない、日常生活において気を付けているが抜け毛が減らないという方は、季節性ではなくAGAの可能性もあるので、お近くのクリニックに一度受診されてもいいかもしれませんね。
また、「今まで感じたことがなかったけどやけに最近抜け毛が多い気がする」「例年の抜け方と違うかも?」という方は、もしかすると6~8月に起こった第7派の感染症の影響でコロナ抜け毛の可能性もありますので、東京都が紹介しているコロナ後遺症対応医療機関にご相談してみてはいかがでしょうか。
少しずつ寒くなっていき、紅葉がきれいに見える時期ですね。私は今年こそ、京都へもみじを見に行きたいものです。気温が一気に変わっていくのが11月ですので、どうぞお体にはおきをつけくださいませ。