こんにちは。最近、雨が多いですね。
5月末ごろから全国的に梅雨入りが始まって、1年の中でも特に湿度の高い時期に突入しました。湿度が高くなると、髪をセットしてもペタッとへたりやすかったり、分け目が開いてきて地肌が目立ちやすくなってしまいますよね。
そんな時、ついついつけ過ぎとなってしまう“ワックス”について今回はお話ししたいと思います。
ワックスが頭皮や毛髪に与える影響
ヘアワックス剤は多数ありますが、成分の配合量を変えることで、粘度やセット力に変化をつけているのであって、配合されている成分は基本的に同じです。一般的な主成分は油分、水、界面活性剤、アルコール、シリコン等の高分子化合物などです。
・頭皮に与える影響
界面活性剤が頭皮に付くと粘着力によって、ゴミやホコリといった汚れや有害物質を吸着しやすいので、頭皮がアレルギーや皮膚炎を起こしやすくなります。また、シリコンなどのコーティング剤が毛穴を塞いでしまうと、皮膚のターンオーバーが阻害され、古くなった皮脂や老廃物が詰まってしまって皮膚炎を引き起こす可能性もあります。
・毛髪に与える影響
界面活性剤は、髪の材料となるたんぱく質を変形させてしまう危険性が指摘されています。そのため、たくさんの量を使ったり、長時間つけていたりすると、髪や頭皮にダメージを与えて薄毛を招くきっかけになる場合があります。また、ワックスには髪同士が絡みやすくなる成分が含まれているので、スタイリングする時やシャンプーで落とす際に髪が引っかかりやすく、摩擦のダメージによって切れ毛や抜け毛が生じてしまいます。
頭皮や毛髪に効果的なワックスもある!?
ワックス自体の影響を前述させて頂きましたが、何もワックスを使う行為自体で薄毛になってしまう程ではありません。朝につけたワックスを夜にしっかり洗い流せばさほど影響はありませんし、毛先に軽くつける事で頭皮に付着する可能性をなくしたり、少量でもしっかりと手のひらで伸ばしてつける事で毛髪へのダメージを最小限にする事が出来ます。
しかし、既に薄毛でお悩みの方にはワックスを付ける行為自体がリスクに考えられるかもしれません。そんな方にオススメなのは、界面活性剤やシリコンなどを配合していないオーガニックのワックスやハンドクリームやボディークリームに使うような油分を利用しているワックスです。天然素材を使用して可能な限り添加物を減らして作られているので、頭皮に付いたときでもダメージが小さくて済みます。
また、シアバターやミツロウ、ホホバ種子油などが配合されているワックスであれば、髪に潤いやツヤを与えやすくなると言われています。
いかがだったでしょうか。今回はワックスの影響とワックスを選ぶ基準についてお話させて頂きました。良かったら、上記の対策を参考にしてみてください。
しかし、ワックスの使用を避ければ、薄毛を改善できる訳ではありません。抜け毛や毛髪のボリュームなど改善されたい場合は、お近くの薄毛治療専門のクリニックにご相談してみてくださいね。
それではまた。